もちもちゲームブログ

遊んだゲームについて書いていきます。

【カリギュラ2】帰宅部の心の奥についてプレイ前に事前予想します

f:id:motimaturi:20210523000306j:plain

毎日2ndトレーラー聞いてるから本編への期待度がドンドン高まってくる。

 

 

カリギュラに登場するキャラは敵味方やメインモブの区別なく、彼らは全員人に見せている表側の一面と人に見せたくない裏の一面を持っています。

現実に生きる私達と同じく、彼らは普段は人に見せない面を隠し持っているのです。

そして彼らの裏の一面は強烈です。現実を地獄だと認識しており、許されるなら現実から逃げ出してしまいたいと思うほどに彼らのトラウマや後悔は根深いものです。

 

カリギュラの舞台は現実ではなく、現実で抱えたトラウマや後悔が解消された仮想世界。この世界の中では、カリギュラの登場人物は叶えられなかった後悔が実現できた理想の自分。

そして主人公達は理想が実現できる楽園から背を向けて、不毛な現実に戻るために奮闘するという一風変わったストーリーのゲームです。

 

私達プレイヤーはプレイヤーキャラクターの主人公を操って何をするのか?

先ほども書いたようにこの理想郷が偽物だと気づいた仲間達と共に現実へ戻るため奮闘するのです。

しかしそれは主人公と仲間達の目的であって、プレイヤーの目的ではありません。

 

このゲームの登場人物である彼らは自分の秘密や現実について軽々しく話そうとはしません。しかし、特別親密になった主人公にだけは秘密を明かしてくれます。

 「知ってはいけない事程知りたくなる」カリギュラ効果に逆らえないまま、彼らと仲良くなり、彼らの秘密を暴きましょう。

そして彼らの地獄に共感したり秘密を明かしてくれたことに喜んだり、彼女らの内面のおぞましさや現実での真実に恐怖したり、生半可な覚悟で他人の心の奥に踏み込んだことを後悔したりするのがこのゲームの楽しみ方です。

 

実際に遊ぶ前に「このキャラってこういうキャラじゃないかなー」と事前予想を立ててから遊んでみて、どれだけ合っているか合っていないかを楽しむのもこの手の秘密が隠されているゲームの醍醐味だと考えています。

というわけで主人公がゲーム中行動を共にする帰宅部の面々の、心の奥を予想してみたいと思います。

 

能登

f:id:motimaturi:20210626214956p:plain

 

「ノトギンの本名って何だっけ?」って年に3回は聞かれてそうな、爽やか系愛されイケメンこと能登吟。

 

彼自身もリドゥが仮想世界であり現実ではないことに気づいているが、かといって帰りたくはない様子。
まあそりゃね。そもそも現実が嫌だったからこそリドゥに来たわけだから、ここが現実で無いと知って帰りたくなるかはまた別の問題ですね。

しかしノトギンは一味違う。

友人である主人公の助けになりたいという気持ちを持ちつつも、現実への帰宅に関しては迷いを抱えたまま。 ひとまずスタンスを『保留』としたまま主人公に同行することに。

なんだこの友情マン…。とてもうれしい…。

とはいえ、これがドラクエなら心優しい相棒として最後まで信頼できますが、これはカリギュラ

絶対に「友人の助けになりたい」という強迫観念があるでしょう。あるだろう。まず間違いなく。

これで友達の助けになりたいのは本人の気質だったりしたらノトギンごめん。

 

f:id:motimaturi:20210627164446j:plain
能登吟の心の奥については、男の子への拘りや戦闘形態のカタルシスエフェクトを見るとトランスジェンダーなのでしょう。現実の肉体は男性で精神は女性なのか、それとも肉体は女性で精神は男性なのか。

後者に思えますが、実は前者で女性らしく振る舞って友人を無くしたので、リドゥでは過剰に男性らしく振る舞って友人関係をやり直している可能性もありそうですね。

能登吟のカタルシスエフェクトは帯で胸を押さえつけているように見えてましたが、喉仏隠してハイヒールを履いているため男性なのを隠しているようにも見えます。

どちらにしても2ndトレーラーの「男なんだろ…男ってのは、ここで戦うもんだろ…!」で主人公の背中を追いながらカタルシスエフェクト発現はカッコ良すぎたので、本編でも友達と一緒に頑張っていきたいところ。

 

宮迫切子

f:id:motimaturi:20210627170413p:plain

 公式サイトの事前情報を見れば見る程、帰宅部の中で一番常識人なのではってなる。

 

初対面どころか名前すら明かしてない段階で屋上にサボりに来たらしき主人公に対して「つまんないよね…学校…っていうか毎日」はカリギュラらしい重たさと面倒さを同居させていますね。

かといって無気力で周囲に関心がないわけでもなく、むしろ手が早いのを自制するために周囲から距離を取っているようにもあります。

 「敬語使ってくれる後悔がご入用なら他当たった方がいいよ」と言いつつ、主人公をある程度慕っている様子もあり、他人の世話を焼いてる描写もあり、なんというか人の良さが漏れ出している雰囲気があります。

f:id:motimaturi:20210627173531j:plain

宮迫切子の心の奥ですが、自分の一言多い性格を周囲から勝手に頼られながら突き進んだ結果、破滅した経験があったりするのでしょうか。

他人と深く接触しないような生活をリドゥでしている辺り、性格由来のトラブルはありそうですね。

現実への帰宅の恐怖よりも、自分の人生を勝手に歪めたリドゥとリグレットへの強い怒りが勝っている。 帰宅への結論を後に置き、『一言文句言わないと気がすまない』を原動力に帰宅部活動を引っ張っていく。

上記の感情に加え、カタルシスエフェクトは日本刀で、戦闘でのスピードは随一。

現実での行動は何となく予想はつきますが、現実を地獄だと認識してしまう程に追い詰められる後悔に繋がってしまったのは怖いですね。

踏み込むのが怖いのですが、心の奥は気になる。良い造形をしていますね。

 

釣巻鐘太

f:id:motimaturi:20210627180343p:plain

こんなにもバッチリと決めている表情なのに、広報漫画の方の印象が強すぎてシリアスなことを考えられない。なんだよ二代目佐竹って。

 

規則に基づいて行動したり、規則から外れると融通が利かなかったりで、ステレオタイプな風紀委員って印象。

(下心もありそうだけど)不登校気味なクラスメイトが登校してきたら喜んだりと、普段衝突してる相手からも、面倒ながらも良い奴と認識されてそうな良さを感じます。

f:id:motimaturi:20210627180950j:plain

釣巻鐘太の心の奥は非常に重たそう。

度を越した優柔不断により、物事の決定権を持つことを偏執的なまでに嫌がる。 その様はもはや病的といえる域で、コンディションによっては体調を崩してしまうほど。

前述の規則を最優先にする所作も"そういう性格"だからではなく、決定権を規則に委ねていると考えられます。

「もし自分の大切な人が俺に殺されても同じことを言えますか?」という台詞からして、自身の意思決定が原因で誰かを酷く傷つけたことがあったのでしょう。

カタルシスエフェクトが足枷と鎖に目隠しで、武器は防犯器具のさすまた。自身を縛り付けて何も見たくなくなる程の後悔があるのだとしたら、帰宅部の中でも社会通念上で重たい後悔がありそうですね。

それはそれとして、顔の良いイケメンが男泣きしながら情けなく叫ぶ姿からしか接種できない栄養素があります。前作の佐竹笙悟は全身がその栄養100%で、二代目佐竹の釣巻鐘太にも豊富に含まれているでしょう。2ndトレーラーにもあった慟哭する場面が今から楽しみですね。

 

月島劉都

f:id:motimaturi:20210627171106p:plain

色々考えた結果、もしかして本当に中学3年生なんじゃないかってなってる。

 

リドゥでの姿は現実での姿や年齢とは関係ありません。実年齢が30越えでもリドゥでは高校生の場合もありますし、逆に本来は1桁の年齢でもリドゥでは高校生な可能性もあります。

月島もリドゥは中学3年生を装っていますが、それは周囲の庇護を誘うための理想の姿であって本当は中学生よりも年上な年齢詐称組かと考えていました。しかし、公開されている情報を見ていると、 現実も本当に中学3年生ではないかと予想しています。

f:id:motimaturi:20210710142758j:plain

年齢詐称しているにしては詐称したメリットを享受しているような振る舞いもありませんし、対応する敵とのやり取りから察するに、大勢からの期待から逃げだしてしまったことを内心後悔している可能性もありそうです。

帰宅部の中では最も現実に帰りたがっている、しかし「生きて無事現実に戻れば時間が動き出してしまう」と年齢を重ねる事に鬱積している様子。

 カタルシスエフェクトは短剣の一種『マインゴーシュ』。 頭の茨と、手に持った聖杯が特徴的。

茨に聖杯と、多くの人を救われそうな見た目ですね。内心を反映させるカタルシスエフェクトが救世主モチーフ。どのような環境で過ごせばそのような心が形成されてしまうのでしょうか。本当に中学3年生だとしたら、まだ子供の彼にそのような決意をさせるのは…それこそ医者を目指しているかそのまま宗教関連の跡継ぎを期待されているのか。

後は月島のキャラ紹介画像だけ完全に枠の手前側にいるのも気になります。リドゥにどっぷりと遣っている敵の紹介画像は枠の奥側にいる、現実へ戻ることに迷いのある帰宅部だと体の一部は枠の奥側にある。月島だけ他の帰宅部よりも強く現実へ戻ろうとしているのと関係があったりするのでしょうか。

とはいえ彼もリドゥに招かれた身。逃げ出したい現実があって、そこから実際に逃げ出してきたことは間違いないので、彼のトラウマも根深い物がありそうで気になります。

 

風祭小鳩

f:id:motimaturi:20210710144747p:plain

 心の中の夢女子を狂わせてくる何かがある。

 

男の後輩二人と一緒にいても「あー。可愛い女子いねーかなー」と叫ぶ。初対面の相手でも「君、めっちゃカワイイね」と迫る。能登吟と小鳩先輩の3人で友情止まりの関係で仲良く遊ぶ分にはとても楽しい学校生活が過ごせそうです。

この前は誰彼と遊んだ、あの時は食事に誘った途端逃げられたとか、サイゼリアで食事を摘まみながら駄弁るには申し分ない相手でしょう。

しかしこれはカリギュラ。仲の良い学園生活で話が終わることを許してはくれないのです。

f:id:motimaturi:20210710154729j:plain

 小鳩は恐らく子持ちのパパさんなのでしょう。しかし、「オレが失ったものの意味」や「本物が奪われた」というのが意味深で不穏です。

妻の不倫なのか親権を取られているのか。一方的な被害者ということはないでしょうが、それはそれとして根は気の良い人みたいに思えるので気になります。

リドゥの存在を知ってからも、享楽的な姿勢を変えることはない。 現実へ帰りたい、だが帰っても現実に希望はない、故にリドゥをできるだけ楽しみたい。 錯綜する感情は行き場なく、どうしようもない世界への怒りに形を変え、 その攻撃性はバーチャドールであるキィにも向けられてしまう。

それでも、家の中にここまで錯綜して怒りっぽい人がいたら、ねえ。どんな関係でもそうそう上手くいくことはないでしょう。

恋愛関係で失敗していそうですし、男同士の気安い友情で続くなら良い関係を築けそうですが一歩踏み込むとお互いに泥沼になりそうですね。

 

編木ささら

f:id:motimaturi:20210710160116p:plain

中身はほぼ間違いなくお婆ちゃん。でも後悔についてまるで描写されてないのが不安。

 

優しい性格でいつも楽しそうに笑顔を見せている先輩。その内実は周囲に対していつも献身的。良い人すぎてちょっと怖い。

リドゥに後ろ髪を引かれている面子が多い帰宅部の中でも、月島の次ぐらいには現実への帰宅への熱意が強そうな雰囲気のささらさん。しかし、自分の帰宅よりも仲間の帰宅の方を優先しているのも怖いところ。

f:id:motimaturi:20210710160347j:plain

現実ではほぼ間違いなく余命幾ばくも無いお婆ちゃんだと予想できます。

年齢順のお迎えを望むとか、若い子よりも先に…というのは実際よく聞く話。

しかし、出ている情報ではふわふわ天然系の性格と他の子より進んで先に亡くなろうとしている面ばかりが注目されていて、何に後悔してリドゥに来たのかが語られてないのが気になります。

現在の状態が後悔をやり直した理想の自分の姿なのはリドゥの住人の共通事項だと考えられます。見た目が若くなるのは普遍的な欲求であって彼女が抱いている後悔でなかったとしたら、この状態で解消されている後悔はなんでしょうか。

カタルシスエフェクトは『薙刀』。 朽ち果てた衣装と、天女のような羽衣が特徴的。 戦闘においては、最前線に陣取り敵の攻撃を一身に受ける超防御型タンク。

最前線で敵の攻撃を受け止めることと、仲間よりも先に死ぬことに拘っていること。

現実で思うように死ねなかったことが後悔の可能性もありえそうです。ですがそれが真実であれば彼女は死に場所を求めていて、リドゥはそれを叶えるため彼女が適切に死ねるような配役を行うことになりそうで…。

できるだけ幸福な真実が待っていてほしいですね。リドゥに来ている時点で幸福な現実なんてないのかもしれませんが。

 

駒村二胡

f:id:motimaturi:20210630222848p:plain

見えてる地雷すぎて最早安心できる域。 

 

いつも笑顔で活発でこちらを慕ってくる元気が取り柄の後輩、いいですよね。これがカリギュラである以上、そんな性格になる何かがあったであろうことも含めてとても良いです。

そんな彼女は「正直」であることや「嘘」があるに拘りがある様子。それも他人に対してではなく、どちらかといえば自身自身に対しての疑念のように思えます。

f:id:motimaturi:20210710175514j:plain

2ndトレーラ―中の「全部嘘で、だったらニコは…ニコは…っ!」の全部嘘って何にかかってるんでしょうね。

帰宅部で活動してるなら今いるリドゥの全てが嘘で偽物の世界なことは分かってるはずだから、それ以外でニコが気づきたくなかった嘘があるはずなんですよね。

明るくにこやかな性格だが、現実の存在を知覚した際には受け入れられず、酷くうろたえ姿を消してしまう。 帰ってきた彼女はそれまでと何も変わらないようで、何も変わらないことを強調しているようでもある。

現実を知覚した時の反応とカタルシスエフェクト的に、大切な家族か友人が無くなってて、自分はリドゥのやり直しで「死人が今も生きていればこのような言動をしていただろう」を無自覚エミュさせられていた可能性はありそう。

今の自分が「全部嘘」ならカタルシスエフェクト発現するくらいにはショックですよね。

そもそもニコに対応する敵が自分の言葉で話さない件なのも不穏なんですよね。ニコの言葉は全て本当の自分じゃない可能性も予想できて恐ろしいです。

とりあえず2ndトレーラー中の「なにせニコたち、友達じゃないですか! キラーン!」からの「はぁ? 先輩ってニコの何を見ているんですか!?」は今まで尊敬していた相手を顧みる価値の無いゴミへ格下げした感じでとても良かったですね。

  

天吹茉莉絵

f:id:motimaturi:20210710182115p:plain

こわい。正直なところ一番好きな人物なんだけど触れるのがめちゃくちゃこわい。

 

主人公の同級生で2年生にして生徒会長として抜擢される。成績優秀で品行方正で心優しく面倒見の良い美少女。

非の打ち所がない彼女ですが、不安があるとすれば彼女の容姿やカタルシスエフェクトでしょうか。

頼れる生徒会長の天吹さんの見た目や名前、声は前作帰宅部の協力者である水口茉莉絵と同じ、彼女のカタルシスエフェクトと技は前作主人公と前作終盤ボスの両者に酷似している。

何よりも彼女は記憶喪失で現実での自分の状況を思い出せないようです。一体彼女は何者なのでしょうね。

f:id:motimaturi:20210710183438j:plain

そして彼女は現実への帰宅に対して非常に前向きです。それは単純に主人公や帰宅部の仲間を気にかけてくれるのでしょうが、自身の現実での姿を知らないことも影響しているのでしょう。

帰宅部の中で唯一現実を知覚しカタルシスエフェクトに覚醒めたあとも、 現実の自分の状況を思い出すことができない。 帰った先の現実に何が待っているか解らない不安を抱えながらも、高潔な精神でリドゥとリグレット打倒に向けて突き進む。

彼女が現実での自分の姿を知った時、どのような反応をするのか。とても楽しみですね。

ちなみに私は前作の中では水口茉莉絵と彼女に対応している前作終盤ボスが大好きで、前作楽曲もそのボスが提供しているコスモダンサーが一番好きだったりします。

今作でも早く頼れる生徒会長の天吹さんと仲良くなって、彼女の内心や忘れている秘密を知りたいものです。

 Twitterで天吹さんに関して何を話していたかを振り返ってみると、予想以上にはしゃいでいました。

早く彼女と現実へ帰るために肩を並べて戦いたいですね。

 

主人公(プレイヤー)

f:id:motimaturi:20210710190121p:plain

最後に残ったのはプレイヤーとその分身である主人公です。

主人公はあくまでプレイヤーのアバターであって特に秘密は無いと考えています。その分、ゲーム中での選択は全て主人公の意思ではなく、主人公を操るプレイヤーがやったことだと意識させてくれそうですね。

あなたのカタルシスエフェクトは両手の『ナイフ』。 戦闘においては、攻撃・補助・回復となんでもアリのエースアタッカー。 個性豊かな帰宅部員の先頭にたって活躍することができる。

プレイヤーならぬ主人公自身に後悔は無さそうですが、あるとしたら誰かを傷つけたことが根深いトラウマだったりするのでしょうか。他者を傷つけたことが後悔として残りリドゥに招かれた。そしてリドゥでも他人の心の奥に踏み込むという攻撃を止められない…というのも面白そうです。

f:id:motimaturi:20210710231028j:plain

とはいえ、公式サイトの記述によればリドゥの住人の心の奥に踏み込めるのはプレイヤーのみが行えるタブー。「踏み込む際には自己責任で、"後悔なき選択”を」の文言が好奇心をそそります。

そもそも、このカリギュラ2のリドゥの世界でプレイヤーだけは現状やり直しの世界であるリドゥに囚われていません。だからこそ、踏み込んだ結果"後悔”と"やり直し"を望むような展開は充分にありそうでワクワクします。

 

これで帰宅部全員の心の奥についての事前予想が出来ました。

この事前予想がどれかあっていれば楽しい、どれも外れていても楽しい。どっちに転んでもテンションをアゲれるので無敵みたいな物です。帰宅部の皆とは仲良く過ごしていきたいですが、踏み込んだ結果どうなるのか。今から楽しみですね。