もちもちゲームブログ

遊んだゲームについて書いていきます。

ライザのアトリエをクリアしたけど最高のゲームだった…【感想】

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ひと夏の冒険が余りにも眩しかった…。良かった…。

 

 

この一週間ずっとライザのアトリエに嵌まってまして、本日ようやく本編クリアしました。

普段なら「やったー! クリアしたぞー! このままクリア後の世界や2週目に行くぞー!」という流れなんですが、ライザのアトリエは容赦が無いくらい綺麗なエンディングだったので完全に燃え尽きてしまっています。

なのでこの熱が消えない内に感想を全部並べていこうと思います。

 

大人になる前の彼女たちの物語

ライザのアトリエの初期メンバーはまだ親の庇護下にある子ども達です。

狭い島暮らしに日々の退屈と未来が決まっているような不安を感じて、仲間で集まっては刺激を求めて村の外へ出る計画を立てたりしています。

 

そして彼女たちは全員子供と言える程子供でなく、でもまだ大人ではない微妙な立ち位置です。

なのでその集会も周りからは子供のやることだからと温かい目で見てもらえるわけでもなく、大人だから独り立ちしてるでしょと手放しで見てもらえることもないんです。

 

そんな閉塞感のある生活から脱却するために立ち入り禁止の島の対岸へ初めての冒険。そこで出会う初めての魔物と錬金術

旅の錬金術師に弟子入りして、見習い錬金術師になったライザは錬金術の力でこれまで訪れたことのない対岸を歩けるようになり。

 

今までの遊びとは違う、「ひと夏だけの冒険」が始まる…。というのがあらすじです。

 

変わっていくライザ達と変わらない島民

ゲームの進行に合わせてライザ達は成長していきます。

最初はイタチ一匹に全滅する程弱かったパーティーがイタチのボスとも戦えるようになり、退屈の象徴だった島も素材の宝庫に見えるようになったりします。

 

この辺りはゲームとしての見せ方が上手いのかなと思ってます。

素材を採取すると仲間達が感想を言い、新しい素材を見つけると使い道を想像したり。

今まで行ったことのない場所へ行けば新しい錬金術の素材があり、既に言った場所でも新しい採取道具を使えば見たことも無い素材が採取できたりとプレイヤーとしても嬉しいですし、ゲーム内でライザ達も喜んでこっちも嬉しくなるという好循環です。

 

で、そんな感じで成長しながら楽しんでるライザ達を島の大人達はどう見てるかと言えば、今までと変わりません。

「悪ガキどもが今度は怪しい手品に手を出しやがった」そんな感じです。

ライザ達の成長には無理解な大人達。ではそんな大人達が全員悪い大人かと言えばそうでもなく、彼らは彼ら自身の生活を生きています。

 

例えばライザからは島の水を独占し威張り散らす大人にしか見えなくても、実際は自分が威張り散らしただけ周りからのムチャぶりにも応えることもあります。

この辺りはプレイヤー側にも余り開示されません。ライザ達の話ではないからメインにはならず、寄り道やサブイベントが鱗片が開示される程度です。

 

そんな近くて遠い大人達ですが、彼らの無理解に対する怒りも先輩錬金術師に窘められて、自分の成長と錬金術を認めてもらうために準備を進めていき…といった形で段々ストーリーの規模が大きくなっていきます。

 

そして最初から最後までライザが錬金術に触れて成長していく「ひと夏の冒険」なのがとても良かったです。

エンディング前では「ああ…冒険が終わってしまう…」と寂しかったり嬉しかったりで柄にもなく泣きそうになりましたね。

 

作った物に愛着の沸く錬金術システム

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今作の錬金術システムの特徴として「コアアイテム」と「アイテムリビルド」があります。

 

「コアアイテム」は作ったアイテムを装備して何度でも使いまわせるシステムです。

例えば爆弾も過去作では一度投げたら爆発して終わりの消耗品ですが、ライザのアトリエでは何度投げても無くなりません。

これにより一度素材を厳選して作成した渾身の一作と共に冒険したり…なんかも出来るようになります。

 

そして「アイテムリビルド」。これは作成したアイテムに素材を再投入して強化するシステムです。

ライザの錬金術師レベルまでしか強化できないという制限こそありますが、そのおかげである程度ストーリーを進めたら過去に作成した爆弾を更に強化して…なんてことも出来るのでむしろライザの成長を実感できたりします。

 

これでラスボスまで序盤に作成したアイテムで戦ったり~っていうのも出来ます。しました。

流石に元が序盤アイテムなのでダメージソースは別に用意してましたが、それなりに素早く投げれる爆弾として重宝していました。ありがとう、フラムくん…。

 

とてもテンポのいい戦闘システム

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ありていに言えばよくあるリアルタイムコマンドバトルですが、これがとてもテンポが良い。

操作キャラクターはボタン一つで切替えられて、操作してないキャラクターは自動で戦ってくれる。

戦ってる最中も仲間が「魔法を使って!」「HP回復して!」等と行動を指示してきて、それに応えたら強力なスキルで追撃してくれたりとワイワイやってる感じがとても楽しかったです。

 

まとめ

いやもう最高のゲームでしたね。

女の子可愛いね~だけじゃなくて、ちゃんと冒険してそれでも島に生きているのがとても良かったです。

 

最後にめっちゃ可愛く撮れたぷにを貼って終わりましょう。皆もライザのアトリエをやって「ひと夏の冒険」を楽しもうね。

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